さかもとのブログ

つらつらと

第9回掛川新茶マラソン完走

今週のお題春の嵐」。自分にとっては、フルマラソン参加は嵐なんで、強引に「春の嵐」に託つける笑

ということで、2014年4月13日に行われた掛川・新茶マラソンに参加しました。結果は惨敗。まさかの4時間オーバーですごくショック。
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この大会に向けて、ハーフに2つ出たし、2時間半走も何回もやってきたのに(3時間をやらなかったのがダメだったのかな)。

掛川新茶マラソンは、陸連公認コースではない。というのも、コースの高低差が大きすぎるのだ。
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なので、記録は期待しないで、3時間40分〜50分ぐらいで走れればいいなぁ、と思っていた。今回のマラソンで心がけていたのは、
1.前半はペースを抑えること。特に前半5kmはアップのつもりで走る
2.暑いので、給水所での水分補給はしっかりと行うこと
3.塩分が抜けるので、果物も少しは取ること
の3つであった(レースを楽しむこと、は大前提)。

1は特に注意していた。いつも前半のオーバーペースで後半に脚が動かなくなる(と思い込んでいる)からだ。脱水も怖いので、2と3にも気をつける。3は微妙な心がけだけど、掛川新茶マラソンの目玉はフルーツエイドなので、食べないわけにはいかない。

スタートして、4kmまでは22分ぐらいで走る。1kmあたり5分30秒ペース。脚が動くようになってきたところで、1kmあたり5分ペースに上げる。25kmまでは、順調だった。実に順調だった。1kmごとにタイムを確認するときには、*2分台か*7分台の時間しか見えなかった。最初の2分遅れをずっと維持できていたのだ。このまま35kmぐらいまでは5分前半ペースを維持し、35kmからは5分30秒ぐらいになるはずだった。

が…30km手前の坂を登ったあたりから脚がおかしくなる。というか、その前から、若干ペースの維持がきつくなってはいた。なってはいたが、この坂あたりから一気に脚がおかしくなってしまったと思う。掛川新茶マラソンの特徴ともいえるが、30kmすぎからアップダウンが始まる。これは想像していた以上にきつかった。脚がガタガタな上に、アップ・ダウン、アップ、ダウン、アップ・ダウンを繰り替えされるのだ。なんだかイライラしてくる。くそ、茶畑しかないくせに!笑(茶畑の風景はきれいでした)

途中から4時間切りを目標に切り替えたが、とにかく脚が動かない。給水してはトボトボ歩いて、走って、歩いて、を繰り返す。タイムはもう期待できないので、フルーツエイドのメロンを10個ぐらい食べたし、キュウイも食べまくった。とてつもなくうまかった。
35kmぐらいで、「ここまで辛いのは初めてだぞ?なんかおかしいぞ?」と思い始める。それでも棄権だけはしたくなかったので、アップ・ダウン、アップ・ダウンを、トボトボトボトボ走ったり歩いたりして、なんとか前に進む。

そしてつま恋に入って、よし、もうすぐゴールだ!と思ったら、つま恋の中の坂が、実は一番つらくて、ここでも歩いてしまった。これは屈辱。「ちくしょう、何なんだこのコースは!」と思うが、イライラの気力もない。ちくしょうちくしょう…と思っていたら、「応援キッズ」という子供たちと一緒にゴールできるのが目に入って、「つらいひとは子供たちと一緒に走りましょう!」と言われたので、「はい!」と手を挙げて、ゴールまでの500mを子どもたち(男の子2人)と走る。
1人の子はずっと励ましてくれて、おじさんは泣きそうになった。ありがとう。もう一人の子は走りながら、「おれ、トイレ行きたい…」と言い始める。心の中で「おっさんのせいでトイレ行けなくてごめんな、この子が早くトイレに行けるように走るぞ!」と、最後の力を振り絞る。ゴールが見えてからは、2人と手をつなぎながら走って、ゴール。子どもたちに「ありがとう」といって、お別れ。本当にありがとう。それにしてもひどいタイム

ゴールしたら、再びフルーツエイドが待ってて、いちごを20個ぐらい食べた。うまいうまい。
荷物を受け取って、さて、着替えて帰るか、あぁー疲れた…と思ったら、体調がおかしい。頭痛、吐気、寒気。なんぞこれは!あまりに気持ち悪くて嘔吐…。せっかくのいちごが!どうやら脱水症状だったらしい。水を飲みたいが、飲むと気持ち悪くなって、飲めない。
帰りの新幹線は指定席で時間が決まっているし、なんとか帰らなければと思って、歩き始めるが、30m歩くとふらふらになってしまう。つらい。いろいろなところで休んでは、乗車時間2分前になんとかホームについて、無事に乗車。新幹線でもつらくてつらくて、トイレにこもっていた。N700Aの車両で新しくてよかった。東京について、奥さんにわざわざ迎えに来てもらう。経口補水液OS-1を買ってきてもらって、それを飲んで少し休んだらぐっとよくなった。OS-1を知っていてよかった。あんなに効くとは思わなかった。

というわけで、惨敗のレースで、つらかったけど、走った事自体はやっぱり楽しかったです。でも脱水はつらくて、レース中につらかったのも、おそらく脱水のせい。もちろん練習不足もあるけど。

掛川新茶マラソンについて、、気温が高い時期でのフルマラソンなので、もう少し給水所を増やしたほうがいいと思う。4〜5kmおきぐらいしかなくて、ペースが快調のときはよいけれど、脱水ぎみになってから、この間隔はつらい。もちろん小銭を持って、自分でどこかで買えばいいんだけど、フルマラソンでそれはしたくない。
会場は広いので、スタート前にごみごみすることはなく、アップもやりやすい。トイレはそれほど並ばないと聞いていたけれど、けっこう並んでいた。ただ、スタート直後にトイレがあるので、自分はスタート前のトイレは諦めて、スタート直後にトイレにいった。荷物については、荷札がゼッケンとともに送られてくるので、並ばずに渡すことができた。
参加賞はタオル(今治タオル)と緑茶。自分は前日にお土産として緑茶を買ってたので、掛川の緑茶が2つになってしまった。緑茶は好きなので、全然よいけれど。

さてさて、次はどのフルマラソンに出ようかな…とりあえず陸連公認大会に出たいと思います。