さかもとのブログ

つらつらと

第1回さいたま国際マラソン、40km関門で失格...完走できず(というか、記録なし)

完走できず!

今年から始まった、さいたま国際マラソンに出場しました。残念ながら、40km関門で失格となり、記録なし。 初めて完走できずでした。35kmまでは記録が残っていて、グロスで3:13:42。うーん、4時間制限がなければ完走できたよね―、って感じでした。というか、失格になった後、40kmで失格の人があまりに多すぎ & バスが2台しかない、ので、結局「元気な人は、自分で会場に行って下さい」になり、せっかくなので、コースを走って、記録なし完走しました。片付けをしている中で、ボランティアの方が応援してくださったり、まだ沿道に残っていた人に応援してくださって、つらかったけど、嬉しかったです。

コースについて

初めての大会なので、コースについては未知でしたが、じわじわと脚に効いてくるコースでした。 f:id:rsakamot:20151124192343p:plain 今回のコースの特徴は、

  • 20kmまでのダラダラとしたアップダウン
  • 20km - 30kmの極端なまでのフラット
  • 30km - ゴールまでのダラダラとしたアップダウン です。

で、「ダラダラとしたアップダウン」がクセモノです。高低差を見ると最大のところで20m程度で、これは1回だけ、しかも跨線橋のところなので、掛川マラソンとか、館山マラソンみたいな、ぐーっとしたアップダウンではないです。でも、この「ダラダラとした」が、効いてくるんですね...これが。でも前半で脚が元気なので、意外とアップダウンを走っている時は、そのことに気が付きません。 で、20kmを超えると、完全にフラットになります。ここで一気に脚に来ます。「よーし、フラットで走りやすいぞ♡」なんて全くです。ぐらっときます。と、ふらふらで帰ってきたあとに録画しておいたさいたま国際マラソンを見ていたら、高橋尚子さんがおっしゃっていました。まさに自分はそうだったのですが。。

で、100%しろーと分析してみると(こういうのって、他のレースのタイムと比較しないとだめですが、それはしません)。 例えば、渋井選手のタイムを見てみます。 f:id:rsakamot:20151124191202p:plain フラットになってからの5km(25km~30km)で、ペースが落ちています。

例えば、中里選手のタイムを見てみます f:id:rsakamot:20151124191847p:plain 同じくフラットになってからの5km(25km~30km)で、ぐっとペースが落ちています。

このレベルの方々なら、当然そういうのはわかっているとは思うんですが、やっぱりペースは落ちてしまうんですね..。

日本人1位だった、吉田選手は f:id:rsakamot:20151124192156p:plain ほぼ、ペースダウンがないですね...。もちろん35kmからのペースダウンはありますが。

ちなみに1位だったバイサ選手は f:id:rsakamot:20151124194758p:plain むしろ後半でペースアップ。さすがです。

このフラットなところで、脚に疲れがきたところで、再び細かなアップダウンが始まります。 私は25km程度でふらふらになり、30km以降のコースは、正直なところあんまり憶えていませんが、地味なアップダウンが続いていたのは何となく憶えています。

ということで、このコースでは、前半のアップダウンをいかに温存するか、が大切になりそうです。 いやー、走る前に知りたかった。

1回目だけに

1回目の大会はトラブルが多いものだと思います。個人的に感じたオペミスは

  • 給水の方の配置が少ないところがあり、ランナーが給水を取るペース > 給水が置かれるペース となり、「み、水がない..!」があった
  • (上にも書きましたが)40km関門で失格になる人の想定が甘く、バスが全然足りない
  • なのに、「バスでしか帰れません」と言われ、ボー然と立たされ、あげく「やっぱり元気な人は自分で帰って下さい」と言われる
  • ボー然と立たされている間も、検問所に給水はなく、ランナーたちの不満がけっこう溜まっていた

ですね。ボランティアの方々も指示がなくて「どーしよう...」という感じでした。

ただ、さいたまスーパーアリーナのアリーナが集合場所なので、スタート前、ゴールの後の寒さはなく、これはすごく良かったです。 貴重品だけ預けられるのですが、受け取り時にかなり並んでいて、15分〜20分ぐらいかかりました。

右前脛骨筋を肉離れ

今回初めて「肉離れ」というものを体験しました。この1年ぐらい、フォアフットに取り組んでいて、ハーフや30kmランではかなりいい感じで走れていたので、フォアフットで行ったのですが、25kmで、どかんと痛みに襲われました。いつもの痙攣よりもずっと痛くて、思わず歩道に飛び転げました..。「これはまずい..」と思いつつもやっぱりリタイアはしたくなくて(結果的に記録なしですが)、なんとか走りきりましたが、翌日も腫れがひかず、(接骨院レベルの診察ですが)軽い肉離れということでした。村田修一とか野球選手が「あー!」みたいな感じになりますが、なるほど、こういうことか、、と思いました。 さらに、小雨が上がったあと、晴れてきて、蒸し暑くなり、脱水気味にもなりました。35kmぐらいはひどくつらかった。

まとめ

  • 脚にくるコースです
  • 前半はとにかく太もも・おしりで走りましょう(と高橋尚子さんがおっしゃっていました)
  • 40km関門で失格の人、かなり多いので、覚悟しましょう(来年も4時間制限なら)